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2回目の沢村賞、球史に残る名投手へ。大谷・藤浪より基準クリアが多かった前田健太

26日、今年度の沢村賞に前田健太が選出された。先発投手として厳しい選考基準をクリアした選手のみに与えられる、いわばその年の球界を代表するNO.1先発投手ともいえる。

2015/10/27

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複数回受賞は13人目

 沢村栄治賞(通称沢村賞)が、広島の前田健太に決まった。
 沢村賞は、1947年に伝説の大投手沢村栄治を顕彰するため制定された。先発投手として最も活躍した投手に与えられる。

 1950年から1988年まではセリーグの投手が対象だったが、翌年からパリーグの投手も選考対象(パリーグ初受賞は90年の野茂英雄)となった。

 両リーグで1名しか選ばれない(2名が同時受賞した年が2回ある)。大変栄誉ある賞だ。
 前田の受賞は2回目、複数回受賞したのは13人目だ。

・3回受賞

杉下茂(中日 1951、1952、1954)
金田正一(国鉄 1956、1957、1958)
村山実(阪神 1959、1965、1966)
斎藤雅樹(巨人 1989、1995、1996)

・2回受賞

別所毅彦(南海=当時は別所昭 1947、巨人 1955)
堀内恒夫(巨人 1966、1972)
高橋一三(巨人 1969、1973)
小林 繁(巨人 1977、阪神 1979)
北別府学(広島 1982、1986)
上原浩治(巨人 1999、2002)
斉藤和巳(ダイエー、ソフトバンク 2003、2006)
田中将大(楽天 2011、2013)
前田健太(広島 2010、2015)

 1988年まではパの選手が選考対象に入っていなかったため、稲尾和久、杉浦忠などの名前はないが、そうそうたる顔ぶれ。前田健太も球史に残る投手の仲間入りをした。

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