日本版「ミスター・オクトーバー」誕生!? 日本シリーズ史上初の1試合3本塁打、記録づくめの山田哲人
今季トリプル3を達成した山田哲人が、日本シリーズで新たな金字塔を打ち立てた。
2015/10/28
長嶋茂雄も1試合3本塁打は未達成
今季「トリプル3」を達成したヤクルトの山田哲人が、日本シリーズ第3戦でどでかい記録を打ち立てた。
日本シリーズで史上初の1試合3本塁打だ。
初回、ソフトバンク先発の中田からバックスクリーン横へ先制の2点本塁打。同点に追いつかれた後の3回に同じく中田からほぼ同じような位置へ一時勝ち越しとなる本塁打。極めつけは、1点ビハインドで迎えた5回だ。中田から変わった千賀のストレートを引っ張ってレフトスタンドへ逆転2点本塁打。
いずれも飛距離は十分で、ヤクルト打線の火付け役となった。
3打席連続本塁打は、1970年に巨人の長嶋茂雄が記録している(対戦相手はロッテ)。ただしこれは第3戦の延長11回、第4戦の1回、3回と試合をまたいで記録している。
2試合にわたる3打数連続本塁打としては、2003年に阪神の金本知憲が記録した(対戦相手はダイエー)。このときは第4戦の6回に1本目、四球を挟んで10回に2本目、続く第5戦の1回に3本目を放った。
山田の日本シリーズ1試合5打点は、1963年巨人の柴田勲(対戦相手は西鉄)、2004年西武・カブレラ(対戦相手は中日)の6打点に続く史上2位タイだ(他に4人が記録)。
これまで1試合2本塁打は25人が計30回記録した。
なかでも長嶋茂雄は一人で4回も記録。大試合に抜群に強いところを見せた。しかしその長嶋をしても1試合3本塁打は達成できなかった。