日本版「ミスター・オクトーバー」誕生!? 日本シリーズ史上初の1試合3本塁打、記録づくめの山田哲人
今季トリプル3を達成した山田哲人が、日本シリーズで新たな金字塔を打ち立てた。
2015/10/28
MLBのワールドシリーズでも過去4人
112年の歴史を誇るMLBのワールドシリーズでも1試合3本塁打は4人しか記録をしていない。
1926年10月6日 ベーブ・ルース(ニューヨーク・ヤンキース)対セントルイス・カージナルス第4戦
1977年10月18日 レジ―・ジャクソン(ニューヨーク・ヤンキース)対ロサンゼルス・ドジャース第6戦
2011年10月22日 アルバート・プホルズ(セントルイス・カージナルス)対テキサス・レンジャーズ第3戦
2012年10月24日 パブロ・サンドバル(サンフランシスコ・ジャイアンツ)対デトロイト・タイガース第1戦
レジー・ジャクソンはシーズン通算でも5本塁打のワールドシリーズ記録を樹立。この大活躍で2度目のシリーズMVPを受賞。「ミスター・オクトーバー」という称号を確固たるものにした。
ヤクルト打線は山田の3発に勢いづき、8回に畠山和洋の本塁打も飛び出し、さらにここまで無安打だった5番の雄平や、低迷していた中村も安打でつながり、一挙3点を奪ってソフトバンクに傾きがちだったシリーズの流れを押し戻した。
ちなみにヤクルトの1試合4本塁打、両チーム合わせて6本塁打も史上2位タイ。記録づくめの試合になった。
山田はあと1本、本塁打を打てば、日本シリーズ通算最多本塁打「4」にも並ぶ。この勢いで一気に記録を打ち立てるかもしれない。
23歳にして日本の「ミスター・オクトーバー」が誕生するか、第4戦も注目だ。