千葉ロッテの開幕スタメンは? 2022年プロ野球開幕戦オーダー予想【編集部フォーカス】
2022/03/19
千葉ロッテの開幕戦予想スタメンは?
ロッテの開幕戦は、敵地での楽天戦。ベテランの石川歩投手が、3度目の開幕投手を務める。野手の最注目は、高卒ドラフト1位ルーキー・松川虎生捕手だろう。
松川は、市立和歌山高からドラフト1位で入団。高校時代には通算43本塁打を放つなど強肩強打の世代No1キャッチャーとして名を馳せ、主将も務めた3年春には、小園健太投手(現DeNA)との黄金バッテリーでチームを甲子園出場に導いた。プロ1年目は二軍で経験を積むものと思われていたが、一軍に帯同した春季キャンプから攻守に猛アピール。オープン戦でも開幕投手の石川をはじめ、佐々木朗希投手、二木康太投手ら主戦格を好リードし、二盗阻止も披露。攻撃面でも打率こそ.150(17打数3安打)だが、優れた選球眼と状況に応じた打撃を見せており、史上3人目となる高卒捕手の開幕スタメンマスクに当確ランプを灯した。
打線の大きな鍵を握るのは、「1番・左翼」とした髙部瑛斗外野手だろう。俊足巧打のプロ3年目は、オープン戦両リーグ2位となる打率.404(47打数19安打)、3盗塁と躍動。初の開幕スタメンをほぼ手中に収めている。リードオフマンの最有力だった荻野貴司外野手は出遅れ、開幕一軍も微妙なラインに。このチャンスを飛躍のきっかけとしたいところだ。
3番・中村奨吾内野手、4番レオネス・マーティン外野手、5番ブランドン・レアード内野手のクリーンアップは不動。正遊撃手の藤岡裕大内野手は、打撃の状態を踏まえて9番にとした。
競争が続いているのは、外野と一塁、三塁のポジションだ。残る外野1枠は、今季から背番号「1」を背負う藤原恭大外野手を置き、「2番・中堅」に。一塁では、右の大砲として覚醒が待たれる山口航輝外野手も数多く起用されているが、オープン戦でまずまずの結果を残している岡大海外野手を予想。アデイニー・エチェバリア内野手、平沢大河内野手が候補に挙がる三塁は、打撃で猛アピールを続ける平沢が一歩リードといえるだろう。