阪神の開幕スタメンは? 2022年プロ野球開幕戦オーダー予想【編集部フォーカス】
2022/03/20
阪神の開幕戦予想スタメンは?
阪神の開幕戦は、ホームゲームとなる京セラドーム大阪開催のヤクルト戦。開幕投手には、青柳晃洋投手が内定していたが、新型コロナウイルスの陽性判定を受け離脱。代役は藤浪晋太郎投手に決定し、2年連続でオープニングゲームのマウンドに上がる。野手陣には昨季と変わらぬ顔触れが並ぶが、近畿大の先輩・後輩コンビには要注目だ。
まずは、若き主砲・佐藤輝明内野手。ルーキーイヤーの昨季は、前半戦にアーチを量産。後半戦は極度の打撃不振に苦しみ、打率は.238となったが、球団新人記録となる24本塁打をマークするなど“怪物”ぶりを見せた。今季は確実性の向上を目指し、打撃フォームを修正。オープン戦では打率.327(49打数16安打)、2本塁打、三振はわずか6つとその成果を十分に発揮。見事に開幕4番の座を射止めた。
そして、プロ19年目を迎えるベテラン・糸井嘉男外野手を「6番・左翼」に据えた。代打起用が目立った昨シーズンは、77試合出場、打率.208と大きく低迷。年齢による衰えも懸念された。復活を期す今シーズンは、出場機会を求めてファーストにも挑戦。オープン戦での一塁起用はないが、打率.346(26打数9安打)、2本塁打と打撃好調を維持。7日・楽天戦では甲子園のバックスクリーンへ運ぶなど豪快なバッティングも披露しており、同じく好調の島田海吏外野手や、メル・ロハス・ジュニア外野手、高卒ルーキーの前川右京外野手などライバルもいるが、レギュラー奪還へ視界は良好だ。
昨季の打線を牽引した1~3番の並びは健在。中野は下肢のコンディション不良で出遅れていたが、18日・オリックス戦で合流。急ピッチでの調整となっているものの、守備では軽快な動きを見せている。
正捕手争いでは、坂本誠志郎捕手が打撃でもアピールを続けている中、実績で勝る梅野隆太郎捕手を予想。大山悠輔内野手、糸原健斗内野手はレギュラーとして不動の地位を築いているが、オープン戦ではいま一つの成績に。開幕へ向けて不安を残しており、状態によっては二塁に小幡竜平内野手、三塁に佐藤輝を回し、右翼に島田を起用するオプションなども考えられる。