広島の開幕スタメンは? 2022年プロ野球開幕戦オーダー予想【編集部フォーカス】
2022/03/23
広島の開幕戦予想スタメンは?
広島の開幕戦は、敵地でのDeNA戦。開幕投手は、4年連続でエース・大瀬良大地投手が務める。鈴木誠也外野手の抜けた打線は、新助っ人のライアン・マクブルーム外野手が来日時期の影響で出遅れ、20日にようやく一軍合流。オープン戦は未出場と調整不足は否めず、開幕スタメンは微妙なラインと見られる。そんな中で目を向けたいのは、鈴木の後継を狙うルーキー2選手だ。
1人目は、大砲候補・末包昇大外野手。末包は、高松商、東洋大、大阪ガスを経て、ドラフト6位で入団した。当初からその長打力は高い評価を得ており、オープン戦では全16試合にスタメン出場。中盤までは4番を任され、最終成績は打率.177(62打数11安打)、1本塁打となったが、最後は3戦連続安打をマーク。本職の外野に加えて一塁も守ったが、右翼での開幕スタメンが有力視されている。
2人目は、高い身体能力を誇る中村健人外野手だ。中京大中京高、慶応大、トヨタ自動車とエリート街道を歩み、ドラフト3位で入団。チームの守護神・栗林良吏投手は、社会人時代の1年先輩にあたる。末包と同じく即戦力として期待され、春季キャンプから一軍に帯同し、オープン戦を完走。打率.200(25打数5安打)にとどまったが、16日・ロッテ戦では、左腕からレフト線を破るタイムリーツーベースを放つなど一定の存在感を示した。外野の陣容を見ると、西川龍馬外野手、末包の起用は当確。残る1枠は、頭部打撲から復帰した野間峻祥外野手、宇草孔基外野手、打撃好調の上本崇司内野手の外野起用など数多くの可能性が考えられるが、DeNAの開幕投手が東克樹投手という点を踏まえ、対左投手に強さを見せた中村健を予想した。
チームの指揮官・佐々岡真司監督は、1番・西川、2番・菊地涼介内野手、3番・小園海斗内野手、4番・松山竜平外野手の布陣を明言。5番を今季から本格的に三塁にも挑戦している坂倉将吾捕手、6番を強打の正捕手・會澤翼捕手と上位は盤石のラインアップとなった。