「選抜優勝投手」の現役選手12人。即プロ率は約60%、甲子園での活躍がプロ野球への切符に?
2022/03/25
産経新聞社
2012年春:藤浪晋太郎(大阪桐蔭/3年時)
現所属:阪神タイガース
ポジション:投手
◇通算成績
173試合、54勝49敗11ホールド、946奪三振、防御率3.42
史上初の春夏同じ顔合わせの決勝(対光星学院)となったが、ともに大阪桐蔭が勝利。中でも藤浪は、森友哉(1学年下、現埼玉西武ライオンズ)とバッテリーを組み、夏大会では準決勝、決勝を連続完封で勝ち抜いた。2番手には澤田圭佑(現オリックス・バファローズ)がいた。
プロ入り後も、ルーキーイヤーから3年連続で2桁勝利を挙げるなど将来を嘱望されたが、以降は数字を落とし続け、2019年は1試合の登板に留まった。近年はリリーフも経験し、投手としての幅を広げている。
2013年春:小島和哉(浦和学院/2年時)
現所属:千葉ロッテマリーンズ
ポジション:投手
◇通算成績
54試合、20勝17敗、220奪三振、防御率3.84
2年生時に、済美の安樂と投げ合い、浦和学院に初夏通じて初の優勝をもたらした小島。2年の夏にも甲子園出場を果たしたが、初戦で上林誠知、熊谷敬宥、馬場皐輔らがいた仙台育英に敗れた。早稲田大を経てプロ入りし、昨季は2桁10勝を挙げる躍進をみせた。