「選抜優勝投手」の現役選手12人。即プロ率は約60%、甲子園での活躍がプロ野球への切符に?
2022/03/25
産経新聞社
2016年春:村上頌樹(智辯学園/3年時)
現所属:阪神タイガース
ポジション:投手
◇通算成績
2試合、0勝1敗、0奪三振、防御率16.88
村上は智弁学園のエースとして、戦った5試合すべてで完投。大会通じて失点はわずか3で、決勝では延長にサヨナラ打も放った。同大会では現楽天の早川隆久投手(木更津総合/ベスト8)の好投も光った。
東洋大に進学後プロ入り。1年目の昨季はファームで投手三冠に輝くなど、タイトルを総なめにした。今季は一軍での活躍が期待される。
2017年・春:徳山壮磨(大阪桐蔭/3年時)
現所属:横浜DeNAベイスターズ
ポジション:投手
◇通算成績
新入団
徳山は、3年春に、1学年下の藤原恭大(現千葉ロッテマリーンズ)、根尾昂(現中日ドラゴンズ)らとともに全国制覇を達成。最終回のマウンドは後輩の根尾に譲ったが、準々決勝、準決勝では完投をマークした。卒業後は早稲田大に進学し、今季から横浜DeNAベイスターズでプレーする。
2017年・18年春:根尾昂(大阪桐蔭/2年・3年時)
現所属:中日ドラゴンズ
ポジション:外野手
◇通算成績
83試合、打率.165、32安打、1本塁打、16打点、0盗塁
根尾は、柿木蓮(現北海道日本ハムファイターズ)、藤原恭大(現千葉ロッテマリーンズ)、横川凱(現読売ジャイアンツ)らとともに、「大阪桐蔭最強世代」として、2年春、3年春夏で全国制覇を果たした。根尾は遊撃手も兼任しながら、史上初の春のセンバツ2年連続優勝投手となった。プロ入り後は、野手一本化。今季からは外野手登録に変更し、定位置確保に挑む。