巨人の“歴代最強”サード5人。球団史を彩る正三塁手の系譜、ジャイアンツレジェンド選手たちの成績は?
2022/04/02
産経新聞社
高田繁(たかだしげる)
投打:右投右打
身長/体重:173センチ/70キロ
生年月日:1945年7月24日
経歴:浪商高-明治大
ドラフト:1967年ドラフト1位
〇新人王(1968年)
〇盗塁王:1回(1971年)
〇ベストナイン:4回(1969-72年)※すべて外野手部門での受賞。
〇ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞):6回(1972-77年)※1972-75年は外野手部門での受賞。
〇オールスターゲーム出場:8回(1968-73、75-76年)
「V9」に欠かせない存在となった高田。チーム3連覇中の1968年に入団し、即戦力として左翼のレギュラーを奪取。規定打席未到達ながらリードオフマンの役割も担い、打率.301、23盗塁、出塁率.383の好成績で新人王に選出された。翌年から4年連続ベストナインを受賞し、71年には盗塁王(38個)を戴冠。また、“壁際の魔術師”と称された左翼守備でも高い貢献度を誇った。大きく環境を変えたのは76年、張本勲の加入に伴い、三塁へ異例のコンバートが決定。それまで内野手出場はなかったが、猛練習が実を結び、転向初年度から順応。打撃でもキャリアハイの打率.305をマークしてリーグ優勝に大きく貢献し、同年から2年連続、外野手時代と合わせて6年連続となるダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞)に輝いた。
通算成績は、1512試合出場、打率.273、1384安打、139本塁打、499打点、200盗塁となっている。