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石川・館山から、杉浦ら次世代へ――ヤクルト連覇への課題は“先発”の再構築

14年振りの日本一を逃したヤクルト。リリーフ陣は互角以上だったが、先発の差が勝敗をわけたと指摘する野球評論家が多い。

2015/11/03

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石川・小川に続く先発がいなかった2015年

 ヤクルトの主な先発投手の今季の成績は以下の通りだ。

◆ヤクルトの主な先発投手の今季の成績
石川雅規 35歳 25試合 13勝9敗 防御率3.31
小川泰弘 25歳 27試合 11勝8敗 防御率3.11
館山昌平 34歳 11試合 6勝3敗 防御率2.89
山中浩史 30歳 9試合 6勝2敗 防御率3.24
石山泰稚 27歳 21試合 5勝5敗 防御率3.64
新垣渚 35歳 15試合 3勝10敗 防御率4.64
成瀬善久 30歳 14試合 3勝8敗 防御率4.76
杉浦稔大 23歳 7試合 1勝3敗 防御率2.92

 今季のヤクルトで、開幕からローテーションを守り、規定投球回数に達したのは石川と小川のみだ。石川は25試合に登板して13勝9敗、防御率3.31。小川は27試合に登板して11勝8敗、防御率3.11だった。

 ロッテのエースとして活躍しFAで加入した成瀬善久が、たった3勝しか挙げられなかったのは誤算だった。また、被本塁打が16本と、“一発病”はセリーグに移籍しても改善されず、期待を裏切る結果となった。
 そんな中でシーズン途中からローテーションに入り、6連勝を挙げた山中(今季6勝2敗)、2年振りの復活登板を果たした館山(今季6勝3敗)の活躍もあり、最終的には大混戦のセリーグを制することができた。

 やはりシーズン通して活躍できる先発投手を確立しなければ、安定した戦い方はできない。

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