(2012~16年編)歴代「大学日本代表・4番」の5人。全員レギュラークラス、驚異の大成率
2022/04/03
産経新聞社
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横浜DeNAベイスターズの牧秀悟内野手をはじめ、大学日本代表で4番を打った選手らの活躍が、注目を集めている。彼らは、各球団で主戦級か、あるいはブレーク候補に名が挙がる。ここ2年はコロナ禍により大学日本代表が国際試合を行うことはなかったが、今後行われることがあれば、有力なドラフト指名候補としてチェックしておくべきだろう。今回は、そんなプロ野球で活躍する、過去10年間の元・大学日本代表4番選手たちを紹介する。(2012~16年編)
「2011-12年の4番」復調かける山賊打線の心臓
山川穂高(やまかわほたか)
所属:埼玉西武ライオンズ
生年月日:1991年11月23日
出身:沖縄県出身
身長/体重:176センチ/103キロ
投打:右投右打
ポジション:内野手
NPB通算成績:645試合、打率.255、555安打、181本塁打、489打点、OPS.916(出塁率.369+長打率.547)※2022年3月31日時点
山川は、富士大時代、2年時の「第38回日米大学野球選手権大会(2011年)」、3年時の「東日本大震災復興支援ベースボールマッチ(2012年)」で、大学日本代表4番を務めた。
全5試合が行われた「第38回日米大学野球選手権大会」では、伊藤隼太(現・愛媛マンダリンパイレーツ)と4番打者を分け合った。「5番・指名打者(DH)」に座った第1戦では、満塁弾を放ち、国際大会でもその実力を発揮させている。
「東日本大震災復興支援ベースボールマッチ」では、大学選抜チームとして社会人選抜チームと対戦。「4番・DH」で出場し、2安打を放った。ほかにも大学生ながら、社会人選手に交じって「第26回アジア野球選手権」代表、4年時には「東アジア競技大会」に参加している。
2013年にドラフト2位で西武に入団しプロ入り。2018年から2年連続の本塁打王に輝くなど、パ・リーグの強打者としてその名を轟かせている。低調に終わった2シーズンからの復調を懸けて、今季は好調なスタートを切ったが、試合中に右足を痛め、1日に登録を抹消された。