広島の“歴代最強”サード5人。球団史を彩る正三塁手の系譜、カープレジェンド選手たちの成績は?
2022/04/06
広島の歴代ベストナイン・三塁手部門
球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(広島東洋カープ・三塁手編)
興津立雄・達雄(おきつたつお)
投打:右投右打
身長/体重:181センチ/83キロ
生年月日:1936年5月19日
経歴:静岡商-専修大
〇オールスターゲーム出場:3回(1960、63-64年)
中軸打者として活躍した興津。プロ1年目の1959年からレギュラー格となると、翌年は一塁をメインに守り、キャリアハイの21本塁打を放った。その後は再び三塁を主戦場とし、主にクリーンアップで起用。63年には全試合出場を果たし、打率.303、19本塁打、リーグ3位の93打点をマークした。また、65年には3イニング連続本塁打の快挙も達成。故障に悩まされたキャリア晩年には、代打としても存在感を発揮。現役13年間で2桁本塁打には8度(1960、62-66、68-69年)到達した。
通算成績は、1227試合出場、打率.258、998安打、145本塁打、495打点、29盗塁となっている。