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プレミア12がアピールの場に。MLB挑戦を表明した李大浩は、どこまで通用する?【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】

ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』(イーストプレス刊)の著者でもある広尾晃氏。当WEBサイトでは、MLBとNPBの記録をテーマに、週2回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回はMLB挑戦を表明したホークスの李大浩についてだ。

2015/11/07

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ベースボールチャンネル編集部



韓国出身のMLB選手で活躍したのはわずか

 さて、李大浩は、MLBで通用するだろうか。
 過去、MLBでプレーした韓国人選手は16人いるが、100安打以上したのは3人しかいない。

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 そのうち2人は、KBOを経由せず、直接アメリカにわたり、マイナーリーグを経てMLBに昇格している。
 今年パイレーツに移籍した姜正浩は、唯一KBOを経由してMLB入り。最初は代打が多かったが巧打を連発し、終盤は4番を打つ活躍だった。9月18日にスライディングを受けて左ひざに大けがをしたが、KBOの野球のレベルの高さを証明した。

 最も成功している秋信守は、李大浩と同学年。世界大会に一緒に出場した仲でもある。秋の活躍が、李大浩の刺激になっているのだろう。
 しかしながら、李大浩にMLBからどんなオファーが来るかは不透明だ。
 KBOとは対照的にNPBの打者の評価はMLBでは、下落する傾向にある。
 NPBで活躍した打者だからと言って、MLBで通用するとは限らないという見方が広まっている。
李大浩のNPBでの成績を、MLB側がどのように評価するのだろうか。

 おりしも、KBOの強打者、3年連続で本塁打王、打点王を獲得した朴炳鎬(パク・ピョンホ)もポスティング・システムでMLBへの移籍を表明した。李大浩とともに去就が注目される。

 11月8日から始まるプレミア12には、李大浩も朴炳鎬も出場する。彼らにとっては、この大会は世界に実力をアピールする好機だ。MLB側も選手は派遣しないが、注目していることだろう。

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