横浜DeNAの“歴代最強”サード5人。球団史を彩る正三塁手の系譜、ベイスターズレジェンド選手たちの成績は?
2022/04/10
産経新聞社
横浜DeNAの歴代ベストナイン・三塁手部門
球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(横浜DeNAベイスターズ・三塁手編)
桑田武(くわたたけし)
投打:右投右打
身長/体重:176センチ/87キロ
生年月日:1937年1月5日
経歴:荏原高-中央大
〇新人王(1959年)
〇本塁打王:1回(1959年)
〇打点王:1回(1961年)
〇オールスターゲーム出場:6回(1959-62、64-65年)
和製大砲としてその名を轟かせた桑田。ルーキーイヤーから「4番・三塁」で開幕スタメンに名を連ね、最終的に打率.269、31本塁打、84打点、25盗塁をマーク。森徹(当時中日)と同数での本塁打王、新人王を受賞する鮮烈デビューを飾った。翌60年には3割を超える高打率を残してチーム創設初のリーグ優勝、日本一に大きく貢献。さらに61年には、打点王(94打点)を獲得した。大洋(現横浜)では10年間プレーし、プロ1年目から9年連続2桁本塁打、うち60年以外の8シーズンで20本塁打以上を記録。持ち味の長打力で打線の中核を担っていた。
チーム在籍時の通算成績は、1178試合出場、打率.265、1112安打、223本塁打、674打点、89盗塁となっている。