横浜DeNAの“歴代最強”サード5人。球団史を彩る正三塁手の系譜、ベイスターズレジェンド選手たちの成績は?
2022/04/10
産経新聞社
田代富雄(たしろとみお)
投打:右投右打
身長/体重:185センチ/80キロ
生年月日:1954年7月9日
経歴:藤沢商
ドラフト:1972年ドラフト3位
〇オールスターゲーム出場:1回(1977年)
チーム一筋19年を貫いた田代。高卒4年目の76年に頭角を現すと、翌77年には正三塁手に定着。同年は全試合出場、キャリアハイの打率.302、35本塁打、88打点の成績を残し、飛躍のシーズンとなった。その後はクリーンアップをメインに起用。特に80年はともにリーグ2位となる36本塁打、94打点をマーク。惜しくもタイトルは逃したが、熾烈な二冠王争いを繰り広げた。晩年は成績低迷に苦しんだが、持ち前のパワーで77年から10年連続2桁本塁打(うち20本塁打以上8度)を記録。豪快さゆえに三振も多かったが、美しい放物線を描くアーチで見るものを魅了した。
通算成績は、1526試合出場、打率.266、1321安打、278本塁打、867打点、29盗塁となっている。