充実している日本、チャイニーズ・タイペイ。プレミア12参加国の戦力は？【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】
ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』（イーストプレス刊）の著者でもある広尾晃氏。当ＷＥＢサイトでは、ＭＬＢとＮＰＢの記録をテーマに、週２回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。今回はプレミア12についてだ。
2015/11/08
メキシコも最終的に参加へ
9位 プエルトリコ 平均年齢25.4歳
WBCに比べると顔ぶれはかなり落ちる。MLB選手がいない分、パワーダウンしている。MLBでプレーした選手はオミール・サントスとウィル・ニエベスだけ。投手陣も国内リーグの選手が多いなど、層が薄い。
10位 ベネズエラ 平均年齢30.5歳
平均年齢が最も高い。実戦経験のあるベテランを並べている。39歳のフレディ・ガルシアは、MLB通算156勝。ただし今も通用するかどうかは疑問だ。
オリックスのカラバイヨも選出された。投手陣いかんでは、決勝トーナメントに進出する可能性もあるだろう。
11位 イタリア 平均年齢26.6歳
もともとMLBで活躍した選手が少なく、国内リーグが中心。さらにベネズエラ国籍のルイス・ルーゴなど“イタリア系”の選手も含まれている。オリックスのマエストリも選出された。率直に言って、層の薄さは否めないところだ。
12位 メキシコ 平均年齢25.9歳
一時期不参加の表明があった。MLB傘下のAAAになっているメキシカン・リーグと、メキシコ野球連盟の対立が原因だったという。
ぎりぎりになってロースターを発表。何とか出場にこぎつけた。
若手中心に選ばれているが、急ごしらえのチームであり、あまり期待できないのではないか。
駆け足で12チームを見て回った。独断で予想させていただければ、
本命 日本
対抗 台湾 韓国
穴 アメリカ
大穴 オランダ
というところではないか。