通用する?しない?…MLBで観たかった現役スター6人。メジャーリーグに挑戦していたら…
2024/04/15
産経新聞社
山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)
履正社高から2010年ドラフト1位でヤクルトに入団したスラッガー。史上最強二塁手にも名が挙がる歴代でも屈指の内野手だ。
プロ4年目に最多安打(193安打)のタイトルを獲得し、球界にその名を轟かせると、翌2015年には柳田とともに「3割30本30盗塁」のトリプルスリーを達成した。さらに16、18年にもトリプルスリーを成し遂げ、史上唯一の複数回達成を記録している。
国際舞台でも、その実力を遺憾なく発揮。2014年の日米野球で敵将ジョン・ファレル監督は「あの驚異的なスイングスピードはメジャーリーガーの中でも上位にランクインするだろう。数年後には、もっととんでもないプレーヤーになる」(※)と予見し、見事その通りになった。
「第1回WBSCプレミア12(2015年)」、「第4回ワールド・ベースボール・クラシック(2017年)」、「第2回WBSCプレミア12(2019年)」、「東京五輪(2021年)」それぞれで一発をマーク。特に2019年のプレミア12では決勝戦で逆転3ラン、東京五輪では大会MVPに輝いた。
21、22年は主将としてチームを日本一へと導く活躍をみせ、一時代を築いているミスター・スワローズ。第5回WBCでも優勝メンバーとなった。
近年は打撃不振や故障が続いており、24年も開幕戦でまさかの負傷離脱。まずは身体の状態を整え、レギュラーシーズンでも国際大会さながらの輝きを取り戻したいところだろう。
(※)『「今すぐアメリカに連れて帰りたい」山田哲人、血のにじむ努力と鍛錬で日米を驚かせる選手へ』より