初回バントから先制点も……1、2番でチャンスメイクできなかったDeNA
DeNAは今季チーム総得点はヤクルトにつぐ2位。初回にも先取点を多くあげたが、年間通じて1、2番を固定できなかった。クリーンアップがしっかりしているだけに1、2番の確立は急務だ。
2015/11/08
初回のバント多用は先制点につながったが……
DeNAの今年の1番打者の出塁率は.307でこの数字はリーグ最下位となる。そして2番打者の出塁率.251はこちらもリーグ最下位に終わっている。
特に2番打者については14名もの選手が代わる代わる起用されたものの、誰も定着することができなかった。
なお今年のDeNAの攻撃を振り返ると、初回の攻撃の際にはバントを多用した。
1番打者に起用された選手が初回に出塁したのは143試合中47回。47回のうち、これ以上ランナーを進めようがないホームランと三塁打、そして牽制死を除いた、2番打者がバントを選択できるケースは42回で、そのうちバントを試みた回数は37回にも上る。
そもそも1番・2番打者ともに出塁して3番打者にバトンを繋いだのはわずか4例しかない。4例のうち2つは、バント処理をエラーして出塁したケースと、バントを試みたものの結局四球となった例も含まれており、2番打者がヒットで続いたケースは143試合中わずか2例だけだ。
1番打者が初回に出塁して盗塁を仕掛けたケースも、3月28日の開幕第2戦目が唯一のケース。今年の初回の攻撃の選択肢についてはほとんどバントしかなかったという結果となっている。
首脳陣には、リーグ1位の得点圏打率.352を誇る3番梶谷、同じくリーグ3位の得点圏打率.344を記録した4番筒香の前に、得点圏にランナーがいる状態でなるべく回して先制点を取りたいという意図があったのだろう。
実際初回に挙げた61得点は、初回に限った得点はリーグ3位と一定の効果を上げている。
不幸だったことはベイスターズの先発投手陣は立ち上がりに弱く、初回に限った失点98は、5位だった中日の68点に30点もの大差をつけられてリーグ最下位。初回に限った得失点差もリーグ最下位という点だ。
結果的に試合序盤からビハインドの展開が多くなってしまった。