初回バントから先制点も……1、2番でチャンスメイクできなかったDeNA
DeNAは今季チーム総得点はヤクルトにつぐ2位。初回にも先取点を多くあげたが、年間通じて1、2番を固定できなかった。クリーンアップがしっかりしているだけに1、2番の確立は急務だ。
2015/11/08
石川が年間通じて1番に固定できるか
ただ根本的に1、2番打者の出塁率がリーグ最下位では、得点力の向上は見込めない。
1番に入った石川が月間打率.324を記録し、好調だった3・4月はチームの1試合あたりの平均得点は3.79点だったが、月間打率.169だった6月はチームの1試合あたりの平均得点は3点に低迷した。
打線の威力向上のためには、頼れるリードオフマンの確立もポイントとなる。
思い返せば、ベイスターズが優勝した98年の日本シリーズ初戦。
先頭打者石井琢朗がセーフティバントで出塁すると、すかさず盗塁を決め、3番鈴木尚典のタイムリーで先制し、シリーズの流れを一気にベイスターズに引き寄せた。
秋季キャンプで新しく監督に就任したラミレス監督は、機動力の強化に着手すると宣言している。
日本一に輝いたあの頃に少しでも近付ける1・2番コンビを確立できるかどうか、ラミレス監督の手腕と選手の成長に期待したい。