「キャッチャーは俺じゃなくても…」苦悩の1年だったオリックス・伊藤光。再び正捕手の座へ【どら増田のオリ熱コラム #61】
昨年は正捕手としてオリックスの優勝争いをけん引し、日米野球でも侍ジャパン代表に選出された伊藤光。しかし、今季は苦しい1年だった。先発マスクをかぶっても結果が出ない日々が続いた。
2015/11/09
三度目の涙は……
伊藤は2012年の最終戦で西勇輝がノーヒットノーランを達成した時、そして昨年の10.2と2回グラウンドで涙を流している。
2012年は小久保裕紀(現侍ジャパン代表監督)の引退試合だったこともあり微妙な涙に。昨年は悔し涙だった。
ファンからは「三度目の涙を流すときは、一緒に嬉し涙で」という声をよく聞く。
最後にこの話をぶつけてみると「そうですね。そうしたいですね」と話した直後に「『泣くなら』と付け足しておいてください」とヒカルスマイルで言って来た。
この負けず嫌いなところが伊藤光、最大の魅力だ。
山崎、伏見、若月らとのレギュラー争いを制し、来年再び、正捕手の座をつかみとりにいく。