朗希だけじゃない…歴代最強の「佐々木」5人。異常な完全試合率、投打にメジャークラスの逸材【プロ野球最強の名字は?】
2022/04/23
産経新聞社
逆境を吹き飛ばした技巧派サブマリン
佐々木宏一郎(ささきこういちろう)
生年月日:1943年8月30日
出身:岐阜県出身
身長/体重:184センチ/83キロ
投打:右投右打
経歴:岐阜短大付高-大洋ホエールズ(1962)-近鉄バファローズ(1963-1975)-南海ホークス(1975-1981)
完全試合を達成した年に自己最多の17勝、7度の2桁勝利、通算132勝をあげ、近鉄のエースとして名を残した鉄腕。184センチの長身サブマリンが繰り出すキレのあるシュートとスライダーが持ち味であった。
大洋ホエールズ時代、プロ1年目のオフに同じ佐々木姓を持つ佐々木吉郎が入団したことを契機に、近鉄バファローズへ移籍。新天地でその才能を開花させる。
近鉄5年目の1967年から6年連続で2桁勝利を飾り、1970年には17勝をあげ、キャリアハイを更新した。同年10月6日(南海ホークス戦)に、プロ野球史上11人目となる完全試合を達成している。27個のアウトのうち、4個の奪三振で打たせて取るピッチングを魅せ100球に満たない99球で試合を締めくくっている。
その後は完全試合を達成した対戦相手であった南海に交換トレードで移籍すると、中継ぎとしてチームを支えた。計3球団を渡り歩き、20年間の現役生活を過ごした。