阪神はもう安全圏? プロ野球、シーズン最低勝率ランキング ワースト記録は…【パ・リーグ編】
2022/05/02
産経新聞社
ワースト1位:近鉄パールス(1958年)
パ・リーグワーストの勝率を記録したのは1958年の近鉄パールスで、29勝97敗4分、勝率.238だった。1949年の創立以来、下位に甘んじていたチームだったが、この年はついに2リーグ制以降の日本プロ野球史上最低勝率をマークしてしまった。4月、5月は勝率1割台に終わり、浮上のきっかけもつかめないまま勝率.238でシーズン終了。終始苦しい1年となった。
野手陣は23歳の小玉明利内野手が打率.301を残したが、他が振るわず。エースの大津守投手が223回を投げ防御率2.99をマークするも10勝22敗という苦しい結果に終わった。このオフにはチーム立て直しのため、「猛牛」の異名を持つ千葉茂新監督が誕生。チーム名を「近鉄バファロー」に変更し、岡本太郎氏によるロゴマークに新調するなど、大きな変革を呼び込むきっかけとなった。