プロ野球史上最高の外国人選手5人。歴代最強の“大当たり”助っ人野手は誰?
2023/02/12
産経新聞社
アレックス・カブレラ
投打:右投右打
身長/体重:185センチ/100キロ
生年月日:1971年12月24日
経歴:アンドレベロ高-台湾・和信-ダイヤモンドバックス
バットを肩に担ぐ独特なフォームから、圧倒的なパワーで数多くのアーチを描いたカブレラ。西武ドーム(ベルーナドーム)で放った天井直撃弾は、推定180メートルと言われるこの一発は、今や伝説となっている。
ベネズエラ出身、アンドレベロ高から1991年にシカゴ・カブスに入団するも、5年間でメジャー昇格は叶わなかった。その後はメキシカンリーグ、台湾プロ野球を経て、99年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約。2000年に念願のメジャー昇格を果たすと、初打席初本塁打の鮮烈デビュー。同年は31試合出場で打率.263、5本塁打をマークしたが、シーズン終了後に西武へ保有権が譲渡された。
2001年の日本球界挑戦は、大きな転機となる。西武では、初年度の2001年から本塁打を量産。49本塁打を記録し、持ち前のパワーを惜しむことなく見せつけた。
以降もペースを落とすことなく本塁打を放ち、2002年には打率.336、当時の日本記録に並ぶシーズン55本塁打、115打点、出塁率.467と圧巻の数字で本塁打王と最高出塁率、さらにはシーズンMVPも獲得。2006年には打点王(100打点)、オリックス時代の2010年には2度目の最高出塁率(.428)を獲得するなど、プロ野球界を席巻した。西武退団後は、オリックスのほか、ソフトバンクにも在籍した。
NPB通算成績は、1239試合出場、打率.303、1368安打、357本塁打、949打点、14盗塁となっている。