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プロ野球史上最高の外国人選手5人。歴代最強の“大当たり”助っ人野手は誰?

2023/02/12

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産経新聞社



アレックス・ラミレス

投打:右投右打
身長/体重:189センチ/100キロ
生年月日:1974年10月3日
経歴:サンアントニオデパウラ高-インディアンス-パイレーツ
 
 外国人選手として唯一名球会に入会を果たしているラミレス。2019年には日本に帰化した。
 
 ベネズエラ出身、サンアントニオデパウラ高を出て、1993年からクリーブランド・インディアンスの傘下チームでプレー。98年には、同球団でメジャーデビューを果たした。その後ピッツバーグ・パイレーツでも出場し、MLB通算成績は、135試合で、打率.259、12本塁打、48打点となっている。
 
 ヤクルトでは2001年からプレーし、初年度からレフトのレギュラーを獲得。打率.280、29本塁打、88打点の好成績を残した。近鉄との日本シリーズでは、第1戦にパウエルから本塁打を放つなど、チームの日本一に大きく貢献した。以降はさらにその打棒を見せつけ、03年には打率.333、189安打、40本塁打、124打点の成績で最多安打、本塁打王、打点王と3つのタイトルを獲得。ベストナインにも輝いた。さらにヤクルトでの最終年となった07年には打率.343、204安打、29本塁打、122打点の成績で、2度目の最多安打、打点王、ベストナインを獲得した。
 
 翌08年からは巨人に活躍の場を移すと、移籍初年度から首脳陣の期待に見事に応える大活躍を見せた。打率.319、175安打、45本塁打、125打点の成績で2度目のシーズンMVP、打点王を戴冠。さらに外国人枠の登録を外れて日本人扱いとなった09年は、打率.322、186安打、31本塁打、103打点をマーク。2年連続となるシーズンMVPとベストナイン、首位打者、最多安打に輝く圧倒的な打棒でチームをリーグ3連覇、日本一へと導いた。
 

 
 2010年にはキャリアハイとなる49本塁打、129打点をマークし、打撃二冠を達成。2003年から続いていた8年連続100打点は現在でもプロ野球記録となっている。四球をとれず出塁率が伸びづらかったために、現代の指標ではやや評価を落とすところもあるが、打つ技術については歴代でもトップクラスであることに変わりはない。長期離脱がほとんどなかったことも大きな魅力だ。また、巨人退団後はDeNAで2年間プレーし、通算2000安打も達成。引退後は、2016年から2020年までDeNAの監督も務めた。
 
 NPB通算成績は、1744試合出場、打率.301、2017安打、380本塁打、1272打点、20盗塁となっている。

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