離脱さえなければ…“ガラスの天才”6人。けがが悔やまれる現役野手たち
2023/09/09
産経新聞社
タイラー・オースティン(横浜DeNAベイスターズ)
2020年からDeNAでプレー。1年目から離脱と復帰を繰り返しながらも65試合に出場し、打率.286、20本、56打点、長打率.605の好成績をマークした。
2年目には2020年東京オリンピックでアメリカ代表にも選出され、主砲としてチームを牽引。シーズンでも107試合に出場し、打率.303、28本、74打点、長打率.601の成績をおさめた。
来日が遅れた影響もあり規定打席にはわずか4打席足りなかったものの、1年目を上回る出場数でより際立った存在感を放った。
昨季は4月に右肘のクリーニング手術を行い、夏場に実戦復帰。主に代打として起用されたが、思うような結果は残せず。10月に再び幹部の手術を決断。今シーズンも開幕から出遅れたが、5月に待望の復帰を果たす。
しかし、6月の試合で右肩鎖関節の捻挫により登録抹消。以降は、再び2軍での調整が続いている。
実力は確かであり、シーズンを通して活躍すれば、チーム順位にも大きく影響が及ぶ存在。高い走塁意識と、積極的な外野守備も魅力である反面、そのことが故障の種となるのは悩ましいところだ。