離脱さえなければ…“ガラスの天才”6人。けがが悔やまれる現役野手たち
2023/09/09
産経新聞社
牧原大成(福岡ソフトバンクホークス)
城北高から2010年育成選手ドラフト5位でソフトバンへ入団。翌年6月に支配下登録を掴むと、2013年にはプロ初スタメン果たすなど、順調なステップアップを見せた。
しかし、思うような結果が残せなかったため、1軍定着には至らず。その後も2軍を主戦場とするシーズンが続いた。
2018年シーズン後半には二塁手として先発出場が増え、スタメン定着かと思われたが、接触プレーによって負傷交代。靭帯損傷と診断され、無念のシーズン終了となった。それでも、同年は 59試合出場で打率.317、3本塁打、26打点と期待を抱かせる成績となった。
翌2019年には114試合に出場。不振やけがの影響もあってシーズン成績は振るわなかったものの、ポストシーズンでは打率.375と存在感を放った。しかし、その後も度重なる故障に悩まされ、フルシーズンでの活躍はできなかった。
それでも、昨季は自己最多となる120試合に出場し、規定打席にはわずかに届かなかったものの、打率.301をマーク。昨オフにはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に追加招集。限られた出場機会の中でも、金メダル獲得に尽力した。
今季も持ち前のユーティリティー性を発揮し、主に二塁・中堅のポジションで起用。チームに欠かせない存在となっていたが、8月末に死球を受けて負傷交代。右手首骨折などの診断を受け、今季中の復帰を目指すこととなった。