離脱さえなければ…“ガラスの天才”6人。けがが悔やまれる現役野手たち
2023/09/09
産経新聞社
荻野貴司(千葉ロッテマリーンズ)
郡山高(奈良)、関西学院大、トヨタ自動車を経て2009年ドラフト1位でロッテに入団。ルーキーイヤーに衝撃的な俊足をみせ、わずか46試合で25盗塁をマーク。平凡なゴロでも内野安打にする驚異の脚力を披露した。
その後のキャリアは、定期的に離脱するも、プロ8年目の2017年に初めてけがなくシーズンを完走。
プロ10年目の2019年に初の規定打席に到達し、打率.315、10本塁打、28盗塁をマーク。自身初となるベストナイン、ゴールデングラブ賞も獲得した。
2021年には、全143試合に出場。球界史上最年長となる36歳での盗塁王(24個)に輝くと、最多安打(169本)のタイトルも手にした。
しかし昨季は89試合の出場にとどまると、今季は開幕を1軍で迎えたものの、走塁中に右足を痛め、わずか1週間ほどで離脱。7月下旬に復帰を果たしたが、調子を上げてきたところで肉離れにより再び登録抹消となった。
その後、9月5日に一軍再登録。“試合に出られれば”好成績を残せることを証明しているだけに、プロ14年目を迎えたベテランの躍動が期待される。
【了】