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巨人ドラフト1位が衝撃の18奪三振。タフネス右腕・桜井俊貴は「21世紀のガルベス」か

先月のドラフト会議で巨人から1位指名を受けた立命館大学のエース、桜井俊貴が明治神宮大会の初戦、高橋監督らが見守る中で、いきなり18奪三振の完封ショーをやってのけた。

2015/11/14

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ドラ1の衝撃、18奪三振

あの衝撃から約20年。
神宮球場にはそんな懐かしのガルベスを彷彿とさせるひとりのタフネス右腕が出現した。
13日、明治神宮大会の立命館大学vs東北福祉大戦。
この東北の雄を相手に、立命大のエース、巨人からドラフト1位指名を受けた桜井俊貴が衝撃的な投球を披露。
スプリット、チェンジアップ、スライダーとキレキレの変化球に面白いように空を切るバット。
直球は最速144キロながら誰もその投手を止めることはできなかった。
数少ないピンチの5回無死1、3塁の場面では怒濤の三者連続三振。
終わってみれば最後まで息切れする事なく109球3安打完封勝利、大会タイ記録となる18Kの奪三振ショー。
底冷えのする神宮球場で見守った巨人堤GM、山下スカウト部長、高橋由伸監督らもそれぞれ称賛の声を並べた。

凄い…なんなんだこいつは?何者だ?
圧巻のピッチングを神宮バックネット裏から見つめながら「まるでガルベスのようだな」と思った。
カリブの怪人はNPB通算105試合の先発登板中、なんと完投数34。
96年には203回2/3、97年192回2/3と投げまくり2年連続リーグ最多完投を記録した鉄腕助っ人である。
桜井も10月の関大戦では14回206球をひとりで投げ抜き1失点完投勝利。
東北福祉大戦でも試合終盤の8回に三者連続三振を奪ってみせた。
大学球界屈指のタフネス右腕・桜井俊貴、その男「21世紀のガルベス」。
12球団トップのチーム防御率2.78を誇る巨人先発陣にまた一人逸材が加わる。

巨人では背番号21をつけるドラ1ルーキー。
来春の宮崎キャンプ、いつもはクールな高橋新監督が「あれスゲェよ!スゲェやつだよ!」とミスターばりのシャウトをかますのか注目である。

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