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自由契約からの巻き返しは? 栗原ら4選手の楽天入団が決定的、『梨田再生工場』となれるか

入団テストを受けていた元広島の栗原健太ら4選手の楽天への入団が決定した。来季から楽天で指揮を執る梨田監督は、過去に「野村再生工場」の異名をとった野村克也元監督のように彼らを再び戦力として活用することができるのだろうか。

2015/11/15

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栗原は、山崎武司のような復活となるか

 阪神時代は、野手としてテストを受けにきた遠山奬志を投手へと再転向。シュートを身につけさせ中継ぎエースとして育て上げた。「遠山・葛西・遠山」と右投手の葛西と交互に1塁を守る継投は野村阪神の代名詞に、遠山を苦手としていた松井秀喜には「顔も見たくない」と言われるほど嫌がられた。
 ロッテからテスト入団で合格した成本年秀は移籍1年目の2001年、クローザーとして20Sをあげ、カムバック賞を受賞した。

 自身最後のユニフォームとなった楽天でも川岸強、小倉恒らをリリーフとして再生。前年に自由契約を受け入団してきた山崎武司に対しては考える野球の大切さを伝え、山崎は2007年に11年ぶりの本塁打王を獲得するまでに復活、野村再生工場の最高傑作と名高い。

 過去に近鉄、日本ハムでも指揮を執った梨田監督。近鉄時代にはダイエー時代に二桁勝利3度の吉田豊彦をリリーフ投手へと再生に成功。しかし日本ハムでは球団の方針もあり、戦力外選手の獲得は4年間で木田優夫、松坂健太の2選手のみ。

 自身3球団目となる楽天では梨田再生工場となれるだろうか。

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