プロ19年目?人生19年目? すでにベテランの風格を漂わせる若手選手4人【編集部フォーカス】
2022/05/23
産経新聞社
千葉ロッテマリーンズ:松川虎生捕手(18歳)
投打:右投右打
身長/体重:178センチ/98キロ
生年月日:2003年10月20日
経歴:市和歌山高
ドラフト:2021年ドラフト1位
19歳か、プロ19年目か。出場7試合目で完全試合達成の正捕手候補
今季、高卒ルーキーにして開幕スタメンをつかんだ期待の若手は、「19歳か、プロ19年目か」と言われるほどの風格の持ち主。佐々木朗希投手の完全試合では捕手としてリードし、一躍注目を集めた。体重98キロと立派な体格でどっしりと構え、打席でも粘り強いアプローチを見せる好打者だ。
高校時代は、市和歌山高で小園健太投手(現横浜DeNAベイスターズ)とバッテリーを組んで甲子園にも出場。2021年ドラフトでは史上初めて、同一高校出身のバッテリーでドラフト1位指名を受けた。今季はプロ野球史上3人目となる高卒捕手の開幕スタメンを勝ち取ると、23試合に出場を果たしている。
大舞台での経験が豊富なこともあり、グラウンド上では常に落ち着き払った振る舞いをすることでも知られる。4月24日(日)のオリックス戦で、白井一行球審が佐々木の態度を厳しい態度で注意した際には、松川が間に入って仲裁する様子が話題を呼んだ。「専門職」とされる捕手のポジションにありながら、19歳にして様々な経験を積む松川。これからの成長から目が離せない存在だ。