現在メジャーでは…NPBで“無双”した元助っ人投手5人。日本球界から逆輸入の外国人選手たち
2022/12/22
Getty Images, 産経新聞社
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プロ野球で上位進出に欠かせないのが助っ人外国人選手の存在だ。彼らの中には、キャリアアップの一環として日本球界挑戦を決め、NPBでの実績を引っ提げてメジャーの舞台に臨む選手もいる。ここでは、近年日本で圧倒的な成績を残して海を渡った選手たちを紹介する。
マイルズ・マイコラス(セントルイス・カージナルス)
投打:右投右打
身長/体重:196センチ/100キロ
生年月日:1988年8月23日
経歴:ノバサウスイースタン大-パドレス-レンジャーズ-巨人-カージナルス
NPB通算成績:62試合(424回2/3)、31勝13敗、378奪三振、防御率2.18
巨人では、来日1年目の外国人投手の新記録となる11連勝をマークするなど、1年目から大活躍。13勝3敗、防御率1.92と文字通り“無双”し、最高勝率のタイトルを獲得した。16年は故障でフルシーズンを戦えなかったが、最終年の17年には188回を投げ、14勝、187奪三振、防御率2.25と圧巻の成績を残し、最多奪三振のタイトルも手にした。
カージナルスでメジャー復帰を果たすと1年目から32試合(200回2/3)を投げ、18勝4敗、防御率2.83とエース級の活躍で最多勝のタイトルを獲得。日本で開花させた才能をメジャーの舞台でも通用することを示した。
翌19年は9勝14敗、防御率4.16と大きく数字を落とすと、20年は右ひじ手術の影響で全休。21年も9試合に登板で2勝3敗、防御率4.23と成績に陰りが差していたが、22年は33試合(202回1/3)を投げ、12勝13敗と負け越したものの、防御率3.29と高水準の数字を残し、チームの地区優勝に大きく貢献した。