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立岡のライバルに? 早大のスピードスター重信加入で、巨人トップバッター争奪戦へ

巨人にドラフト2位で指名された早稲田大学・重信慎之介は、東京六大学初の四冠をかけて挑んだ明治神宮大会でしっかりと存在感を示した。

2015/11/19

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亜大との決勝戦では持ち味を発揮

「速いものは、みな美しいのである」
かつて小説家の村上龍はそう言った。

18日、早大と亜細亜大が対峙した明治神宮野球大会の大学決勝戦。
巨人ドラフト2位の重信慎之介は早大1番ライトで先発出場すると、第4打席で内角低目を巧みにさばきセンター前ヒット。
直後に相手バッテリーの執拗な牽制をかいくぐり、果敢に二盗を成功してみせた。
この試合には惜しくも敗れ準優勝に終わった重信だが、六大学秋季リーグ戦では打率.432、7盗塁で2つのタイトルを獲得。
ベストナインは2度受賞、六大学現役最多の通算39盗塁をマーク。
大学2年時に内野手から外野へ転向したアマチュア球界屈指のスピードスターである。

決勝戦第3打席の二ゴロでは間一髪アウトになったものの規格外の快走を披露。
そのスピードは、東京ドームで平凡な内野ゴロを自らの足でスリリングな魅せ場に変えてしまう巨人の立岡宗一郎を彷彿とさせた。
重信は身長173センチの細身な身体で左打ち、超俊足が武器の外野手。
ドラフト指名された巨人では、15年シーズン1番打者として103安打を放ちブレイクした立岡と特徴が被る。
今季の巨人支配下登録で外野手の最年少が立岡・橋本到・大田泰示らの90年生まれの選手たち。
育成選手を除けば、現時点で93年生まれの重信はチームで最も若い外野手ということになる。

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