プロ野球”史上最強”世代!? 1998年生まれの選手5人。チームの主軸担う投打の主役たち
2022/12/13
産経新聞社
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プロ野球史を振り返ると、球界を代表する選手が揃う「黄金世代」が多く存在する。ここでは、世代の中でも特に実績の優れた5人を紹介する。今回は1998年(平成10年)生編。
山本由伸(オリックス・バファローズ)
投打:右投右打
身長/体重:178センチ/80キロ
生年月日:1998年8月17日
経歴:都城高
ドラフト:2016年ドラフト4位
都城高から2016年ドラフト4位でオリックスに入団した山本。高卒1年目からプロ初勝利を挙げるなど大器の片鱗を示すと、18年にはセットアッパーとして54試合に登板。リーグ2位の36ホールドポイント(4勝32ホールド)、防御率2.89をマークし、ブレイクを果たした。
翌19年には先発へ再転向すると、8勝ながら防御率1.95と抜群の安定感を発揮し、最優秀防御率のタイトルを獲得した。以降は球界を代表する投手へと成長。初の開幕投手を務めた21年は、26試合(193回2/3)を投げ、18勝5敗、勝率.783、206奪三振、6完投4完封と圧倒的な成績を残し、投手4冠(防御率・勝利・奪三振・勝率)と沢村賞を受賞。チームを25年ぶりのリーグ優勝へ導き、最優秀選手(MVP)にも輝いた。
また、同年夏に開催された東京オリンピックでも日本のエースとして躍動。金メダル獲得に大きく貢献し、大会ベストナインにも選出された。2022年も15勝5敗、勝率.750、205奪三振、防御率1.68の成績で日本一の原動力に。個人としては2年連続の投手4冠、沢村賞、MVPを獲得するなど”日本のエース”の名をほしいままにしており、来オフにはメジャー挑戦も噂されている。