逸材揃い…2001年生まれの選手5人。大豊作世代!投打に躍動するニュースターたち
2022/12/18
産経新聞社
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プロ野球史を振り返ると、球界を代表する選手が揃う「黄金世代」が多く存在する。ここでは、世代の中でも特に実績の優れた5人を紹介する。今回は2001年(平成13年)生編。
佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)
投打:右投右打
身長/体重:190センチ/85キロ
生年月日:2001年11月3日
経歴:大船渡高
ドラフト:2019年ドラフト1位
大船渡高時代から大きな注目を集め、4球団競合の末に2019年ドラフト1位でロッテに入団した“令和の怪物”。佐々木朗。プロ1年目は春季キャンプから一軍に帯同。早期のデビューも期待されたが、球団の方針によって身体作りに専念し、同年はベールに包まれたままシーズンを終えた。
翌21年は、オープン戦で実戦登板を果たすと、開幕から二軍で圧巻のピッチング。5月にはついに一軍デビューを果たし、2戦目の登板でプロ初勝利を挙げた。その後も中10日以上の登板間隔を空けて先発マウンドに上がり、レギュラーシーズン2位で迎えたポストシーズンでは、開幕投手に抜擢。好投で勝利を呼び込むなど大器の片鱗を示した。
迎えた今季は、ついに覚醒。開幕からローテーション入りを果たすと、今季初登板で自己最速を更新する164キロを計測。そして、4月10日のオリックス戦では、NPB新記録となる13者連続奪三振、NPB記録に並ぶ1試合19奪三振を記録。終始打者を圧倒して9回を105球で投げ切り、史上最年少(20歳5カ月)での完全試合を達成した。さらに、次戦の日本ハム戦でも8回までパーフェクトピッチング。試合状況と球数の影響もあってマウンドを譲ったが、2試合連続で球史に残る快投を見せた。その後も支配的な投球を続けた佐々木朗。シーズン終盤はやや疲れが見えたが、9勝、リーグ2位の173奪三振、防御率2.02(規定未満)と堂々たる成績を残した。