【BBC独自予想】2015年年間MVP、パは柳田悠岐(ソフトバンク)・セは山田哲人(ヤクルト)で決まりか
ベースボール・チャンネルでは今シーズン、NPBの週間MVPを27回にわたり発表してきた。その基準で2015年、年間MVPも考えてみたい。
2015/11/21
パリーグ打者部門のMVPは柳田
さて、週間MVPをベースとして、今シーズンのMVPを考えてみたい。
まずはパリーグからだ。
ベースボール・チャンネルでは、打者は安打、長打、盗塁、四死球、犠打、犠飛など攻撃の総合指標であるRCでMVPを決めてきた。
RCの年間ランキングに、週間MVPの受賞回数を加える。20傑。
RCは打点に準拠した数字になるように設計されている。
100を超えるとトップクラスとされるが、トリプル3の柳田の数字は突出している。そして週間MVPの受賞回数でも群を抜いている。
パの打者のMVPは文句なし、柳田悠岐だろう。
パリーグ先発部門のMVPは大谷
続いて先発投手だ。PRという指標を使った。これはリーグの平均防御率からどれだけ傑出しているかを表す数値。リーグ平均防御率は毎週算出した。
ここでは、年間のリーグの平均防御率(3.59)に基づいたPRのランキングを出す。週間MVPの選出回数を加える。20傑+複数回数選出者。
大谷翔平がPRでも、先発でのMVPの選出回数でも1位。順当だ。ディクソンのようにシーズン通して安定した成績を上げたが、調子抜群の週が少ない選手は当然、週間MVPに選ばれにくい。反対に、東明大貴のように、好不調の波がある投手は選出回数が多くなる。
先発投手のMVPは文句なし、大谷翔平だ。
パリーグ救援部門のMVPは松井
救援投手、先発投手と同じ数値によりランキングしてみた。
松井裕樹が、抜群の成績をおさめている。しかし楽天のチーム状態もあってセーブ数は伸びなかった。サファテのほうが数字は劣るが、セーブ数は上。そういう事情も反映して、選出回数にも差が出ている。
PRに基づくという原則によれば、救援投手のMVPは松井裕樹になる。