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【プレミア12】2年後WBCの中心選手へ。世界に強烈なインパクトを残した大谷、2打席連続弾の山田

プレミア12で侍ジャパンは3位に終わった。2年後のWBCに向けて希望の光は何といっても大谷翔平の存在だ。またトリプルスリーの山田も最後の最後に意地を見せた。

2015/11/22

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トリプルスリーの意地を見せた2打席連続弾

 そして、もう1人、今後への期待を込める意味であえて挙げておきたい。
 大谷ほどではないにせよ、最後の最後でキラリと光る存在感を見せた山田哲人(ヤクルト)だ。今大会全7試合に3番・二塁でスタメン出場。

 大会全体を通じて勝負強さが光った筒香嘉智(DeNA)、中田翔(日本ハム)、平田良介(中日)の3人に比べると、持ち前の長打力が鳴りをひそめるなどして準決勝までやや陰が薄かったのはどうしても否めない。

 しかし最後の3位決定戦で2打席連続アーチを放ち、トリプルスリーの意地を見せた。試合後のヒーローインタビューではスタンドに向けて「世界一にはなれませんでしたが、3位決定戦に多くのファンの皆さんが球場に足を運んでくれて、ありがとうございます」とお礼を言う姿が印象的だった。

 次の国際大会となる2017年の第4回WBCでは、筒香や中田はもちろん大谷と山田の2人は侍ジャパンで投打のキーマンとならなければならない存在だ。

 その足がかりを両者が今大会でそれぞれの差異はあるにしても作れたことは、無念の3位に終わった中でも侍ジャパンの光明と言えるのではないだろうか。

 この悔しさをバネに両者がさらなる飛躍を遂げているであろう再来年に期待したい。

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