セ・リーグ史上最高のキャッチャー5人。球史に名を刻む最強捕手たち
2022/06/14
産経新聞社
セ・リーグ歴代ベストナイン・捕手部門
球史を振り返れば、どのポジションにも代名詞といえる名選手がいるものだ。常勝軍団には、確固たる地位を築くレギュラー選手がチームを牽引している。今回は、リーグ・ポジション別に歴代屈指のプレーヤー5人を紹介する。(セントラル・リーグ 捕手編)
田淵幸一(たぶちこういち)
投打:右投右打
身長/体重:186センチ/90キロ
生年月日:1946年9月24日
経歴:法政一高-法政大
ドラフト:1968年ドラフト1位
○本塁打王:1回(1975年)
○新人王(1969年)
○ベストナイン:5回(1972-76年)
○ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞):2回(1973-74年)
○オールスターゲーム出場:9回(1969-76、78年)
※阪神在籍時のみ。西武時代にオールスター2回出場。
通算474本の放物線を描き“稀代のホームランアーチスト”と称された田淵。大学時代から強肩強打の捕手として名を馳せ、1968年ドラフト1位で入団。ルーキーイヤーから正捕手を担い、新人王を受賞した。
その後は故障の多さに苦しんだ一方で、10年連続2桁本塁打、72年からは5年連続30本塁打以上を記録。75年には本塁打王(43本塁打)のタイトルに輝き、王貞治の連続受賞記録を阻止した。
阪神での通算成績は、1141試合出場、打率.264、1016安打、320本塁打、735打点、14盗塁となっている。