【MLB】リリーフとして高い奪三振率を誇るC.C.リー。西武に来季新たに台湾人投手が加入
クリーブランド・インディアンズに在籍していたC.C.リーは、来年埼玉西武ライオンズでプレーすると地元紙が報じている。
2015/11/23
リリーフとして期待?
WBC(ワールドベースボールクラシック)に続き、今年プレミア12が新たに始まった。1995年、野茂英雄が近鉄を飛び出し海の向こうに渡った時は、非難だけではなく、冷笑する声すらあった。そんな閉鎖的だった時代から、はや20年。今やドラフト1位で入団した高校生が、入団会見の席で将来のメジャーリーグ入りを宣言しても、たいして驚かなくなった。
野球界にもグローバル化の波は押し寄せており、日本を中心としたアジア野球も、確実にレベルが上がってきている。
隣国である韓国も、メジャーリーグ志向が浸透しつつある。
今シーズン、ピッツバーグ・パイレーツに入団したカン・ジョンホ。祖国の韓国ではヒーローズに在籍し、長距離砲として活躍。シーズン40本塁打の実績を引っ提げ、メジャーリーグに挑戦。4年総額1100万ドルで契約し、韓国プロ野球から直接MLBへ移籍した最初の野手となった。
以前であれば、韓国プロ野球で実績を残した選手は、日本プロ野球に挑戦するケースが多かったが、今や日本を飛び越えてしまう。
今シーズンまでクリーブランド・インディアンズに在籍していたC.C.リーも、メジャーリーグに挑戦した台湾人だ。
2008年にインディアンズのマイナーに入団し、三振を奪えるセットアッパーとして活躍。
2012年にヒジを痛めてトミー・ジョン手術を受けるものの、見事復活。翌年には待望のメジャーデビューを果たした。
サイドスローに近い低めのスリークォーターから繰り出される速球は、平均94マイル(約151km/h)。これに加え、切れ味鋭いスライダーを組み合わせ、三振の山を築く。