パ・リーグ史上最高のキャッチャー5人。球史に名を刻む最強捕手たち
2022/06/15
産経新聞社
梨田昌孝(なしだまさたか)
投打:右投右打
身長/体重:178センチ/80キロ
生年月日:1953年8月4日
経歴:浜田高
ドラフト:1971年ドラフト2位
〇ベストナイン:3回(1979-81年)
〇ダイヤモンドグラブ賞(現ゴールデングラブ賞):4回(1979-81、83年)
〇オールスターゲーム出場:6回(1979-81、83、85-86年)
パンチ力ある打撃と、強肩を活かした守備で近鉄の屋台骨となった梨田。高卒1年目から一軍デビューを果たし、しばらく有田修三との「ありなしコンビ」で併用が続いた。79年に正捕手の座を奪うと、同年は規定打席未満ながら打率.272、キャリアハイの19本塁打、パ・リーグのシーズン記録となる盗塁阻止率.536をマークするなど攻守に躍動。球団創設初のリーグ優勝に大きく貢献し、自身は同年から3年連続でベストナインとゴールデングラブ賞を同時受賞した。
翌80年は初めて規定打席にも到達し、リーグ連覇に尽力。その後も扇の要としてチームを支え続けた。
通算成績は、1323試合出場、打率.254、874安打、113本塁打、439打点、41盗塁となっている。