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怪我続きの鬼崎、正捕手奪還へ心機一転の大野……背番号に秘められた悲喜こもごものドラマ

来季ファイターズは5選手の背番号が変更になる。背番号変更には選手の評価、ステイタス、期待の反映が表れているケースが多い。

2015/11/24

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MLBは背番号にこだわりはなし?

 なかには現ソフトバンク監督の工藤公康のように、プロ入りして最初にもらった「47」を大エースになってからもつけ続けた選手もいる。
 工藤がつけたことで「47」は左腕エースの番号として定着し、後輩の杉内俊哉、帆足和幸もつけるようになった。

 単なる数字ではあるが、背番号はその選手を象徴している。
 また大選手がその背番号をつけることで「伝統」もできていくのだ。

 ただし、背番号への思い入れはNPBだけのもののようだ。
 2007年、ボストン・レッドソックスに移籍した松坂大輔は、エースナンバーである背番号「18」に固執した。
 しかしMLBでは「18」はエースナンバーでもなんでもなかった。2005年までこの番号を付けていたのは、外野手のジョニー・デーモン。2006年は控え外野手のダスティン・モアと33歳の敗戦処理投手ジェイソン・ジョンソン。
 チームメイトは「やつは、なぜ背番号なんかにこだわるんだ?」と話していたという。

 MLBでは背番号を永久欠番にして大選手を顕彰する習慣はあるが、大選手の番号にあやかって他の選手が同じ番号をつけるケースはほとんどないのだ。

 日本の背番号の「伝統」は、役者や伝統工芸の「襲名」を想起させる習慣だ。
 来季も背番号にまつわるさまざまなドラマが起こることだろう。

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