ソフトバンクの“歴代最強”サード5人。球団史を彩る正三塁手の系譜、ホークスレジェンド選手たちの成績は?
2022/06/19
産経新聞社
ソフトバンクの歴代ベストナイン・三塁手部門
球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(福岡ソフトバンクホークス・三塁手編)
鶴岡一人・山本一人(つるおかかずと・やまもとかずと)
投打:右投右打
身長/体重:173センチ/68キロ
生年月日:1916年7月27日
経歴:広島商-法政大
〇最高殊勲選手(現最優秀選手・MVP):3回(1946、48、51年)
〇本塁打王:1回(1939年)
〇打点王:1回(1946年)
〇ベストナイン:1回(1951年)※二塁手部門での受賞。
〇オールスターゲーム出場:2回(1951-52年)
指揮官としても輝かしい実績を残した初代“ミスターホークス”。監督通算1773勝、勝率.609は、NPB歴代トップに君臨する。選手としては1939年に入団し、三塁のレギュラーとしていきなり本塁打王(10本)を獲得。翌年から兵役のためチームを離れたが、46年に選手兼任監督としてチームへ復帰。初年度から4番に座ると、打率.314、95打点、出塁率.422とブランクを感じさせない活躍で優勝の立役者となり、最高殊勲選手(現最優秀選手・MVP)と打点王に輝いた。さらに48年、二塁を主戦場とした51年にもMVPを受賞。現役生活は計8シーズンと長くなかったが、強烈なインパクトを残した。
通算成績は、754試合出場、打率.295、790安打、61本塁打、467打点、143盗塁となっている。