来季40盗塁も十分視野に。歴代トップクラス、東京ヤクルト・山田哲人の盗塁成功率
今季セリーグを制したヤクルト。その立役者は何と言っても3割30本30盗塁を達成した山田哲人だ。本塁打王に加えて盗塁王にも輝いたが、注目すべきはその成功率の高さだ。
2015/11/29
“お得意先”を作った山田
山田がここまで盗塁数を稼げた要因の一つに、得意な相手を見つけたことが挙げられる。その得意な相手とは広島だ。実に13の盗塁を成功させ、失敗はわずか1。広島バッテリーにとっては、頭を悩ませる選手だっただろう。
次に、月別の盗塁数と盗塁したカードだ。
4月は4つの盗塁と少なかったが、5月に8つの盗塁を記録。6月は打撃の調子も今一つで盗塁はなし。
しかし7月に、6月終了時点では盗塁王だった梶谷を一気に追い抜いた。この月途中から3番に定着、月間打率は4割を超え絶好調だった。盗塁に関しては7月のオールスター明け以降、一気に量産している。
来年は連覇とともに2年連続のトリプルスリーという偉業への期待もかかるが、盗塁数に関してだけならば、40盗塁到達も十分可能性がある。
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