待望の正三塁手候補、金本阪神の補強第3弾は「マートン2世」。3A3度の最多安打男、マット・ヘイグ
ブルージェイズがマット・ヘイグ内野手を阪神に譲渡することで合意したと、地元カナダのメディアが報じた。金本阪神補強第3弾は、待望の正三塁手候補だ。
2015/11/26
3AでMVP。確実性がウリ
ブルージェイズがマット・ヘイグ内野手を30万ドル(約3700万円)のトレードマネーで阪神に譲渡することに合意したと、カナダのテレビ局スポーツネットがウエブ上で伝えた。藤川球児、高橋聡文に続く金本阪神の補強第3弾だ。
同サイトによると、移籍の前提としてヘイグはメジャー40人枠から外された。メジャー球団に保有権のある助っ人を獲得する場合、それを譲渡してもらうために一定の金額をトレードマネーとして日本の球団が払う。移籍金とも、契約解除金とも呼ばれる。
ヘイグは今季、主に傘下3Aバファローで136試合に出場し、打率.338、11本塁打、92打点。3Aのインターナショナル・リーグのMVPに選出された。主に一塁と三塁を守ったが、右打席から安打を量産する打撃は「マートン2世」と呼ぶにふさわしい確実性がウリだ。
今季の177安打はリーグ最多安打。165安打した11年と、153安打した13年にも同リーグの最多安打に輝いている。3Aでは14年の15本塁打が最多と、本塁打には多くの期待はできないが、バットコントロールは光る。
一発は望めなくても、決して長打力がないわけではない。
11、13年は二塁打が37本。今季も33本放ち、長打率は.468。出塁率と足したOPSは.885にも達した。191㎝、102kgの巨漢でリーチもある。広い甲子園で、外野手の間を鋭い打球が抜く場面は多そうだ。