大谷翔平と佐々木朗希は170キロ超え可能!ポテンシャルではもう一人…球速アップの専門家が語る速球派投手
2022/06/29
Getty Images、産経新聞社
今後も日本人投手の球速はどんどん上がってくる
――彼ら以外で、「球速」にフォーカスした時に可能性を感じる投手はいますか?
殖栗 先ほどお話しした「サイズ」のことなどを考えたら、やはり藤浪晋太郎投手(阪神)になると思います。素材だけ考えたら、今ごろメジャーリーグで165キロくらいバンバン投げていても不思議ではない。
――今後も、日本人投手の中から彼らのような160キロオーバーを投げる投手は出てくるのでしょうか。
殖栗 間違いなく出てくると思います。アマチュア野球の段階ですでにレベルが上がっていますし、身長も体重もどんどん大きくなりその最高峰であるNPBにも同じことが起きている。「球速を上げる」ことに関してはある程度の方法論も見つかっていますし、何を、どうすれば、ボールが速くなるかが科学的根拠で説明できるようになった。ポテンシャルの高い選手が正しいメカニクスと、トレーニングを実践すれば、今後も日本人投手の球速はどんどん上がってくると思います。
書籍情報
『球速10キロアップ ピッチャーズ球速向上プログラム』
(殖栗正登著/A5判/254頁/2100円+税)
【目次】
序章 速球を投げるメカニズム/マウンドからの投球/3つの運動/運動の3法則/ピッチング動作と力/投球障害と投球メカニズム/ブレーキ効果末端加速と投球の運動連鎖/水平投げ(速投)と垂直投げ(遠投)/運動学習理論/運動制御理論/運動の成り立ち/投球の長期育成
PART 1 グロースムーブメント
PART 2 バランスムーブメント
PART 3 ファンダメンタルムーブメント
PART 4 アスレチックムーブメント
PART 5 ベースボールパワーポジション
PART 6 ローテーションムーブメント
PART 7 スローイングムーブメント
PART 8 ピッチングムーブメント
PART 9 フォーム修得反射反応リフレクシブドリル
PART 10 ポテンシャルトレーニング
PART 11 体力テスト
PART 12 パワートレーニング
PART 13 ローテーションパワートレーニング
PART 14 トランジショントレーニング
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