「自分でも通用する」縞田拓弥が自信を深めた一打。来季は笑顔満開でレギュラー定着へ【どら増田のオリ熱コラム #62】
今季5位に終わったオリックス・バファローズ。怪我や不調で悔しい思いをした選手が多い中、飛躍のきっかけを掴んだ選手もいる。縞田拓弥がその一人だ。
2015/11/30
オリックス・バファローズ
来季はバッティングの確実性を上げる
ライトでスタメン出場した時は本人も「さすがに驚きました」と笑っていたが、今季はなんと内外野全てのポジションを守った。信頼できるユーティリティプレーヤーとして確立した今季の縞田の成績は、以下の通りだ。
80試合/打率.226/本塁打2/打点16
100打席を超えたのは初(152打席。これまでの最高は2012年の51打席)。30本のヒットのうち二塁打を10本も打っている。
「今年は自分にとってプラスになった年。福良監督は兄貴分みたいな存在で、福良さんが監督代行になられてから使ってもらえるようになったんですけど、もう少し率を残したかったですね」と最終戦で今季を振り返った縞田。来季はもちろんレギュラー定着が目標だ。
高知で行われていた秋季キャンプを訪れて改めて話を聞いた。
「今年は変化球を打てなかったことが課題だったので、タイミングを合わせてバッティングの確率性を上げることを意識して取り組んでいます」
シーズンが終わってから1カ月以上経っていたが、シーズン中より体がさらに大きくなったように見えた。最後にその辺りを指摘すると「そうですね。体づくりはオフの間も常にやってました」と認めた上で、「来年はレギュラーを取ります。常に笑顔でいられるように!」と来季への意気込みを話してくれた。
今季は苦しい思いをした選手が多い中、縞田にとっては飛躍のきっかけとなった。
来季はレギュラーに定着し、ヒーローインタビューで縞田の満開の笑顔がたくさん見たい。そうファンは願っている。