早くメジャーで観たい…日本プロ野球界の若き天才スター5人。U-25のレベルは過去最高クラス?
2023/03/05
産経新聞社
佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ)
投打:右投右打
身長/体重:190センチ/85キロ
生年月日:2001年11月3日
経歴:大船渡高
ドラフト:2019年ドラフト1位
大船渡高時代から大きな注目を集め、4球団競合の末に2019年ドラフト1位でロッテに入団した“令和の怪物”佐々木朗。プロ1年目は春季キャンプから一軍に帯同。早期のデビューも期待されたが、球団の方針によって身体作りに専念し、同年はベールに包まれたままシーズンを終えた。
翌21年は、オープン戦で実戦登板を果たすと、開幕から二軍で圧巻のピッチング。5月にはついに一軍デビューを果たし、2戦目の登板でプロ初勝利を挙げた。
その後も中10日以上の登板間隔を空けて先発マウンドに上がり、レギュラーシーズン2位で迎えたポストシーズンでは、開幕投手に抜擢。好投で勝利を呼び込むなど大器の片鱗を示した。
迎えた22年は、ついに覚醒。開幕からローテーション入りを果たすと、開幕3戦目に先発登板し、自己最速を更新する164キロを計測。そして、4月10日のオリックス戦では、NPB新記録となる13者連続奪三振、NPB記録に並ぶ1試合19奪三振を記録。終始打者を圧倒して9回を105球で投げ切り、史上最年少(20歳5カ月)での完全試合を達成した。
支配的な投球を続け、最終的に9勝4敗、173奪三振、防御率2.01(規定未満)をマークした。また、3月4日に行われた「日本対中日ドラゴンズ戦」で、侍ジャパンに先発マウンドに上がった佐々木朗は、日本人最速タイとなる165キロを計測。歩みを止めることなく成長を続けている。
メジャーの世界でもトップクラスにあたる速球で世界を驚かせる姿をみてみたい。