どれも圧倒的…プロ野球歴代三冠王の7人。村上宗隆は令和初の偉業を成し遂げるか
2022/07/06
産経新聞社
野村克也
所属:南海ホークス
ポジション:捕手
投打:右投右打
身長/体重:175センチ/85キロ
生年月日:1935年6月29日
経歴:峰山高
三冠王:1回
1965年(パ・リーグ、140試合制)
136試合、打率.320、42本塁打、110打点
歴代最強捕手の名声を博す野村。1965年には打率.320、42本塁打、110打点をマークし、戦後初の三冠王に輝いた。前年までの時点で本塁打王5回、打点王3回を記録していたスラッガーは、同年ついに鬼門の打率でもトップに立った。
また、この年は、ダリル・スペンサー(阪急)とのタイトル争いが熾烈を極めた。打率(.311)、本塁打(38)で2位につけたスペンサーは、出塁率と長打率ではリーグトップ。野村と並んでリーグで最も怖い打者で、8月に8打席連続四球を受けるなど、勝負を避けられる場面も目立った。
野村は、スペンサーより13試合多く出場し、チーム成績トップのチームに所属していたこともあり、約70打席多く獲得。このことも追い風となり、偉業を手中に収めた。