”ハズレくじ”でも大当たり!?プロ野球、ドラフト“外れ1位”で入団した現役投手5人
2023/03/02
産経新聞社
プロ野球 最新情報(最新ニュース)
オープン戦に突入している2023年のプロ野球。すでに多くのルーキー選手たちが存在感を放っているが、昨季はドラフト“外れ1位”で読売ジャイアンツに入団した大勢が、守護神として君臨。WBC日本代表にも選出されるなど躍進を続けている。
そこで今回は、ドラフト“外れ1位”入団からチームの中心選手となった現役投手たちを紹介する。
山﨑康晃(横浜DeNAベイスターズ)
投打:右投右打
身長/体重:179センチ/88キロ
生年月日:1992年10月2日
経歴:帝京高-亜細亜大
ドラフト:2014年ドラフト1位
2014年ドラフト会議で、有原航平の交渉権を重複指名で逃した阪神・DeNAの2球団が“外れ1位”指名で競合。抽選の末にDeNAへ入団した。すると、開幕からいきなりクローザーへ抜擢。圧巻の投球を続け、ファン投票でオールスターゲーム出場も果たした。
最終的に58試合に登板し、新人最多の37セーブ、防御率1.92をマーク。球団史上初となる新人王に輝いた。
以降も主に守護神を担い、リーグ最多の登板数(68試合)を数えた17年には、レギュラーシーズン3位からの日本シリーズ進出に大きく貢献した。さらに、翌18年からは2年連続最多セーブを受賞。日本を代表するリリーバーとして国際大会の舞台も数多く経験している。
しかし短縮シーズンとなった20年は、防御率5.68と大きく低迷。昨季も主にセットアッパーとしての起用が続いたが、22年は不動のクローザーへ返り咲いた。
同年は56試合登板で37セーブ、防御率1.33と見事な復活劇を見せ、名球会入りの条件となる通算250セーブも視界にとらえている。