過信は禁物?メジャー帰りの復帰1年目成績。全盛期の活躍は保証されず…
2023/02/19
産経新聞社
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2022年オフ、吉田正尚がメジャー移籍を決断。ボストン・レッドソックスと5年契約を結んだ。一方で、筒香嘉智はマイナー契約からの再スタートが決定。一時はNPB復帰も噂されていた。また、MLBでプレーした選手でも、日本球界復帰後の活躍が補償されているわけではない。ここでは、メジャー帰りの選手らの日本球界復帰を振り返る。
西岡剛(ツインズ→阪神)
ポジション:内野手
投打:右投両打
西岡剛は、大阪桐蔭高から2002年ドラフト1巡目で千葉ロッテマリーンズに入団。守備の要であるショートを守りながら俊足のアベレージヒッターとして活躍した。日本最終年は、144試合、打率.346(206安打)、11本塁打、59打点、22盗塁、OPS.905(出塁率.423+長打率.482)の成績を残し、首位打者、最多安打のタイトルを引っ提げて海を渡った。
MLBミネソタ・ツインズでは、1年目に68試合の出場で、打率.226、0本塁打、19打点、OPS.527(出塁率.278+長打率.249)の成績に終わった。挽回を期した2年目は、メジャーで3試合の出場にとどまり、マイナー3Aでは101試合に出場するも、打率.258、2本塁打34打点という不本意な成績に終わり、帰国を決意した。
秋山同様リーグを跨いで、セ・リーグの阪神タイガースで日本球界に復帰すると、1年目は122試合、打率.290(144安打)、4本塁打、44打点、11盗塁、OPS.728(出塁率.346+長打率.382)とレギュラーとして活躍。ベストナイン(二塁手部門)にも輝いた。