【MLB】ポスティングで移籍を目指すカープ・前田。過去岩隈、中島ら契約で折り合いつかなかった事例も
広島・前田健太がポスティングシステムでMLB移籍を目指すことが決まった。
2015/12/05
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2013年から譲渡金の上限が設定
2013年からは譲渡金の上限が2000万ドルになったため、NPB球団にとってメリットは少なくなったといわれるが、それでも一定の金額が球団に入り、また移籍を目指す選手にとってみれば、球団へのある意味での恩返しにもなる。
過去のポスティングシステムによる主な移籍選手と譲渡金だ。
2000年 イチロー(オリックス→シアトル・マリナーズ) 1312.5万ドル
2001年 石井一久(ヤクルト→ロサンゼルス・ドジャース) 1126.4万ドル
2003年 大塚晶文(中日→サンディエゴ・パドレス) 30万ドル
2004年 中村紀洋(オリックス→ロサンゼルス・ドジャース) 非公表
2005年 森慎二(西武→タンパベイ・デビルレイズ) 100万ドル
2006年 松坂大輔(西武→ボストン・レッドソックス) 5111.1万ドル
2006年 岩村明憲(ヤクルト→タンパベイ・デビルレイズ) 455万ドル
2006年 井川慶(阪神→ニューヨーク・ヤンキース)2600万ドル
2010年 西岡剛(ロッテ→ミネソタ・ツインズ) 532.9万ドル
2011年 青木宣親(ヤクルト→ミルウォーキー・ブリュワーズ) 250万ドル
2011年 ダルビッシュ有(日本ハム→テキサス・レンジャーズ)5170.3万ドル
2013年 田中将大(楽天→ニューヨーク・ヤンキース)2000万ドル
※譲渡金の上限が2000万ドルに設定
中には岩隈久志、中島裕之のようにポスティングを申し入れて応札球団があったものの条件面で折り合いがつかず、契約に至らなかったケースもある(2人は海外FA権を行使して翌年MLBに移籍)。